STORY
お米でできたピロースプレーが
できるまで
ファーメンステーションのピロースプレーの原料は、自社ラボで製造している岩手県の「お米でできたエタノール」、ネパール産フェアトレードのエッセンシャルオイル、新潟の杉水。由来のわかる素材を厳選して配合し、シナモンタマラが豊かに香るピロースプレーが完成しました。
ー なぜピロースプレーを?
きっかけは、代表の酒井の体調でした。仕事やプライベートで慌ただしい日を送る中で、深呼吸したくなるようなスプレーを作りたい!そう考えて誕生したのがこのスプレーです。
私たちの作るまろやかなエタノールと、香りの深い精油をあわせて日々の生活で使っていただけるもの目指し、いろいろと試作を重ね、沢山の精油ボトルを試して完成した商品です。
ー エタノールの用途
エタノールはアルコールの一種です。消毒液や病院で注射の前に塗るスーとしたものでおなじみかもしれません。実は生活に非常に身近なもので、消毒液の他、化粧品、香水、消臭スプレー、頭髪スプレーから、お酒やチューハイの原材料などさまざまなものに使用されています。
国内で流通しているほとんどは、海外のサトウキビ、トウモロコシから作られていますが、私たちはお米から製造しています。エタノールには、揮発性が高く、水にも油にも混ざるという特徴があり、アロマスプレーに用いる香り成分(精油)を水と混合し、揮発させるために使用しています。
ー ネパール産フェアトレードのアロマオイルを厳選
香りは石油由来成分を使わず、植物由来のエッセンシャルオイルを厳選しました。
ヒマラヤ山麓のネパールとインドで製造されているアロマオイルは、ネパールの山岳民族や農村で暮らす人々の雇用の拡大、事業収入の向上を目的とするフェアトレード団体が運営、製造をしています。
雄大なヒマラヤ山脈でワイルドに育った原生地の樹木や花々を、山岳民族の方々の手作業で収穫、洗浄、乾燥、分類をしてから蒸留します。作業にはトラクターやチェーンソーなどの機械は使わず、収穫から運搬、蒸留までのすべての工程を人の手で行います。そのため、オイル採取のために、原生林の樹木が無駄に伐採されることがありません。収穫された原料は、現地で拾って来た薪や小枝を焚いて、近くの湧き水を用いて12~30時間をかけて蒸留させます。「精油以外は何も持ち込まない、何も持ち出さない」がモットーで、蒸留後の残さは肥沃な大地に還っていきます。
ー 新潟の越後スギの蒸留水を利用
エタノールと精油に加える水は、ただの水ではなく、新潟の越後杉の間伐材を木杭に加工する際に出るおが粉と天然水を使って蒸留している貴重なスギ水を使っています。これにより、深い香りの製品が完成しました。また、保湿効果を持たせるため、植物由来のグリセリンも追加しています。